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2021年01月12日放送

火球

輝く「天からの贈り物」、今も昔も人々魅了

読売新聞 12月16日掲載

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ラジオ版New門 (文字起こしバージョン)

「この門を開けばニュースの世界がよりくっきり見えてくる」ラジオ版NEW門 ニュースの門です。今日のテーマは、「火球(かきゅう)」です。NEW門先月16日掲載の「輝く『天からの贈り物』、今も昔も人々魅了」についてピックアップしてお伝えします。

はい。「火球」って、夜空に鮮やかな光を放って話題になるものですよね?

そうです! 暗い話題も多い中で、今回は明るい話題をお伝えしたいと思いますが

はーい!

流れ星の中でも、ひときわ明るいものは、「かきゅう」。火の球という漢字を書きます「火球」と呼ばれます。

はい。

去年は、満月級の光を放つ火球が相次いで現れて、隕石(いんせき)が見つかったケースもあります。

はい。

そんな「天からの贈り物」は、現代の天文学者だけではなく、古今東西問わず多くの人を惹(ひ)きつけてきました。

たしかに去年はこの火球を見たっていうニュースとか話題、多かった気がしますねー。

そうですね。たとえば、去年7月2日の未明、関東上空に現れた火球は、閃光(せんこう)と爆発音を伴って、SNS上では、「地鳴りかと思った」とか

はい。

「窓が震えた」と話題になりました。

はい。

さらに8月21日夜にも、再び関東に出現して、去年11月29日未明には、西日本などの広い地域で観測をされています。

はい。

そんな奇妙な現象が続くのは、宇宙の異変かと思いきや、

ええ。

実は国内で年に数回は見られているそうなんです。

そうなんですね。

国立天文台の山岡均広報室長は、「注目されたのは、近い時期にたまたま人口の多い関東に2度現れたから。SNSの普及も大きい」と話しています。

たしかにツイッターなどに、「火球を見たよー」「私もー」っていうようにSNS上で広がるっていうのは、今の現象の特徴かなという風に思いますもんね。

そうですね。ところで去年7月の火球は、民間の天文団体などが撮影した画像から落下範囲が推定されまして、

はい

実際に千葉県内で隕石が見つかりました。

はい。Σ(゚∀゚*)

国内で確認された53番目の隕石で、11月には「習志野隕石」として国際隕石学会に登録をされたんです。

うーん。

そんな隕石は、小惑星や彗星(すいせい)などのかけらが、火球や流れ星となって地上に落ちてきたものです。

はい。

国立科学博物館の米田成一理化学グループ長は、「太陽系誕生時の痕跡を残すものが多く」

ええ。

ええ。

えーすごいですね! 隕石には重要な手掛かりがつまっているかもしれないということですね?

そうです。そこにロマンがありますよね?

そうです。そこにロマンがありますよね?

探査機「はやぶさ2」が遠い宇宙を往復したのも、タイムカプセルに封印されたような隕石の「原石」が目当てなんです。

はーい!

ちなみに、その隕石の魅力にとりつかれたのは、研究者だけではないんです。

はい。

あの、古代のエジプト王、ツタンカーメンの棺(ひつぎ)で発見された短剣は、

ええ。

隕石の鉄で作られていたことが2016年に判明したんです。

えー!?ヽ(゚Д゚;)ノ

また、19世紀のロシア皇帝アレクサンドル1世も、同じような剣を持っていたんです。

はい。

さらに、ナチス親衛隊がチベットから持ち帰った仏像が、隕石製だったことも、後に明らかになっています。

すごいですね。隕石が昔から特別視されていたっていうのがわかりますね?

そうなんですよ。さらに日本でも、明治維新期の「五稜郭の戦い」で旧幕府軍を率いた榎本武揚が、富山県で見つかった隕石で刀を作らせていたんです。

はい。

これ、「流星刀」と名付けて、

あ、かっこいい!

当時の皇太子(後の大正天皇)にも献上もしていまして、隕石は様々な歴史の舞台に登場しているんです。

そうなんですねー。この隕石の鉄で刀を作るって、どんな感じなんですかね?

これがですね、岐阜県関市の刀鍛冶、加藤賀津雄(かつお)さん(63)は去年、鉄隕石の加工技術を研究する千葉工業大の依頼で、隕石の鉄を鍛えて刀剣を作ったんです。

はい!(*´∀`)

火に入れると硫黄のような臭いがしたそうで、

えぇ、えぇ、えぇ、えぇ。

「えたいの知れない怖さもあったが、天からの贈り物には不思議な力が宿っているようだ。ツタンカーメンや榎本もお守りとして持っていたのだろう」と語っているんです。

へー。なんか、なんだか不思議なパワーを感じたようですね。

そのようですね。一方で、忘れてはいけないのが隕石の破壊力です。

破壊力?

地球に衝突する恐れのある天体を監視している「日本スペースガード協会」によりますと、

はい。

隕石は大きいほど頻度は少なく、被害は甚大になります。

はい。

例えば、およそ6600万年前に恐竜を絶滅に追いやったとされている

はーい。

直径10キロ・メートル級は、1億年に1回程度の頻度になります。

なるほどー。(-∀-`; )

ただ、地球に落ちてきそうな1キロ・メートル以上の天体というのは、今のところ確認されていなんですが

はい。

心配なのは、100メートル級の隕石です。

それが落ちてくる可能性があるってことなんですか?

これがですね、隕石の落下は、数百年に1回程度なんですが、

はーい!(・∀・;)

この大きさだと、接近する前に見つけるのが難しいそうなんです。

えー。

去年7月には、月までの距離の5分の1以下(約7万キロ・メートル)の場所を、およそ60メートルから130メートルの小惑星が通過するという「ニアミス」が起きたんですが、

はい。

発見されたのは、なんと通過の前の日だったんです。

えー!

日本スペースガード協会副理事長の、浅見敦夫さん(66)は、「過去100年間に100メートル級が20個ほど、月より近い距離を通過したが」

はい

「見つかったのはごく一部にすぎない」と指摘しています。

えー!なんか急に怖くなってきましたねー。

なんかちょっとリアルアルマゲドンな感じがしますけれど、

はい。

ある日、夜空に火球が表れて、「今度のは、かなり大きいなあ」と思っていたら、もはや「天体ショー」なんて言ってられない可能性も、ゼロではないわけですよね。

そうですよねー。

ところで、そんな隕石の中には、高い値段がつくものもあるそうです。

はい。

サハラ砂漠で2年前に発見されて競売会社クリスティーズが4月に売り出した月の隕石は、重さおよそ13.5キロ・グラムで、

はい。

およそ2.8億円の査定額が示され、話題となりました。

すごいですねー!なんかあの宇宙って、遠いし、いろんな謎が秘められているし、誰もが行ける場所ではないじゃないですか。

そうですね。

だからこそまあ、ロマンもあるし、隕石の価値も高まるんでしょうね。

そうなんですよ。「隕石」という一つのキーワードでもこれだけのね、

ねー!

様々な展開が

おもしろいなー!

ロマンも詰まっています。

はい。

そんな、高額のね、2.8億円なんてありましたけれど

ええ、ええ、ええ。

そんな隕石に出会う確立も低そうな気はしますけれども、可能性「ゼロ」でもないわけですね。